Coreの独自コンセンサス「Satoshi Plus」とは?仕組み・特徴をわかりやすく解説
Coreブロックチェーンが採用する独自のコンセンサスメカニズム「Satoshi Plus(サトシプラス)」をご存じでしょうか?
この仕組みは、ビットコインのセキュリティとPoSチェーンの柔軟性を融合した、革新的なハイブリッド型の合意形成方式です。
この記事では、Satoshi Plusの仕組みと構成要素、注目すべき特徴を初心者向けにわかりやすく解説します。
Satoshi Plusとは?
Satoshi Plusは、Coreブロックチェーンにおいて採用されている独自のハイブリッドコンセンサスです。以下の3つの仕組みを統合しています:
- DPoW(Delegated Proof of Work):ビットコインのハッシュパワーを活用
- DPoS(Delegated Proof of Stake):COREトークンのステーキング
- 非カストディアルBTCステーキング:ビットコインを手元で保管したままステーキング可能
1. Satoshi Plusの構成要素
DPoW:ビットコインのマイナーによる委任
ビットコインのマイナーは、自身のハッシュパワーをCoreチェーンのバリデータに委任できます。これにより、ビットコインのセキュリティをそのままCoreにも活用できます。
DPoS:COREトークンによるステーキング
COREトークン保有者は、トークンをCoreチェーンのバリデータに委任(ステーキング)することで、ネットワーク運営に参加できます。
非カストディアルBTCステーキング
ビットコイン保有者は、BTCを自分で管理したままCoreのバリデータにステーキング可能。セキュリティを保ったまま報酬を得られます。
2. バリデータの選出方法
上記3つの委任(ハッシュパワー・COREトークン・BTC)をもとに合計スコアが高いバリデータが選出され、ブロック生成とトランザクション検証を担当します。
これにより、多様な参加者が公平に貢献できるネットワークが実現されています。
3. ブロックチェーン・トリレンマの解決
従来のブロックチェーンは、「セキュリティ・分散性・スケーラビリティ」の三要素すべてを同時に満たすのが難しいとされてきました(=ブロックチェーン・トリレンマ)。
しかしSatoshi Plusは、
- ビットコインのハッシュパワーでセキュリティを確保
- DPoSで高速なトランザクション処理
- 広範な参加による分散性
という仕組みで、これら3つの要素のバランスを高次元で両立させています。
4. 参加者ごとのインセンティブ
Satoshi Plusでは、次のような参加者がそれぞれの方法でネットワークに貢献し、報酬(主にCOREトークン)を受け取れます:
- ビットコインマイナー: ハッシュパワーを委任 → 報酬
- COREトークン保有者: ステーキング → 報酬
- BTC保有者: 非カストディアルステーキング → 報酬
それぞれの立場から貢献できるため、多様なコミュニティ参加を促す設計になっています。
まとめ:Satoshi Plusは「BTC × PoS」の革新的融合
Satoshi Plusは、ビットコインのセキュリティとPoSの柔軟性を両立し、従来のコンセンサスメカニズムにはなかった新たな選択肢を提供しています。
マイナーも、CORE保有者も、BTC保有者も、それぞれの方法でネットワークに関われるのが最大の魅力です。
より詳しい技術的な構成や仕組みについては、公式ドキュメントをご覧ください。